2016年4月 - 2021年3月
性的指向と性自認の人口学-日本における研究基盤の構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
性的指向と性自認に関しての学術的に信頼性のある情報が必要だが、日本では量的データに基づく知見の蓄積が乏しい。本研究では調査で性的指向と性自認のあり方(シスジェンダーかトランスジェンダーか)を捉える設問をフォーカス・グループ等を経て考案し、SOGI設問と、働き方、経済状況、心身の健康、自殺念慮、ジェンダー、家族、SOGI施策についての意識、いじめ被害や見聞き経験等を含む調査票を用いて、2019年に大阪市の住基台帳から無作為抽出した15000人を対象に郵送調査を実施し、4285人から回答を得た。学歴、収入、心身の健康等のSOGI別分析の結果を発表し、無作為抽出調査にSOGIを含める意義を示した。
- ID情報
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- 課題番号 : 16H03709
- 体系的課題番号 : JP16H03709
この研究課題の成果一覧
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論文
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PhD dissertation, Department of Sociology, University of Washington 2022年3月 筆頭著者
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人口問題研究 77(2) 188-205 2021年6月 査読有り筆頭著者最終著者責任著者
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人口問題研究 77(2) 206-232 2021年6月 査読有り
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Journal of Population Problems 76(4) 443-466 2020年12月 査読有り筆頭著者
MISC
5-
家族研究年報 48 5-25 2023年7月 招待有り筆頭著者
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人口問題研究 75(3) 248-253 2019年9月
書籍等出版物
2-
ミネルヴァ書房 2024年
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Springer 2023年6月 (ISBN: 9789819920754)
講演・口頭発表等
1-
自治体における無作為抽出による市民対象調査でSOGIをどのように扱うか―大阪市での実践を事例とした報告会 2021年3月22日
メディア報道
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Withnews 「性的マイノリティについての意識:全国調査」 (2015年、2019年) の結果、大阪市民調査の結果の引用 2020年11月 インターネットメディア
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朝日新聞デジタル 「大阪市民の働き方と暮らしの多様性と共生にかんするアンケート」の結果引用 2019年11月 新聞・雑誌
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NHK大阪 おはよう関西 「大阪市民の働き方と暮らしの多様性と共生にかんするアンケート」の結果引用 2019年11月
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時事ドットコム 2019年4月 新聞・雑誌
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読売新聞 「大阪市民の働き方と暮らしの多様性と共生にかんするアンケート」の結果 2019年4月 新聞・雑誌