講演・口頭発表等

国際会議
2018年7月19日

2000年以降の日本における情報技術の進展と若者の性的停滞


記述言語
英語
会議種別
口頭発表(一般)

日本では2000年代初め以来、若者の間で、初体験年齢が遅くなり、カップルを作らない人が増え、性への無関心や悪い印象をもつ人が増えているなど、性意識、性行動の消極化が進んでいる。同時期に情報テクノロジーが多様な形で顕著に発達し普及したが、そのいくつかの形は、この性的消極化と深い関係があると考えられる。本報告では(1)電子ゲームやアニメの発展‐一部の若者は恋愛と性を虚構世界で経験するようになったこと(2)出会い系サイト・アプリやポルノサイトの発達‐商業的エロティックサービス情報が席捲し若者は性への悪印象をもつようになったこと、の2点について、テクノロジーの発展と性的消極化の関連を分析する。
日本では、西洋社会の多くとは異なって、カップルを形成することが人生で達成すべき重要な価値とは考えられておらず、商業的エロティックサービスが社会で許容されてきた背景があり、情報テクノロジーの発達は商業主義的な性文化やセ