2017年4月 - 2021年3月
生理機能に基づくレビー小体型認知症早期診断ウェアラブルデバイスの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
レビー小体型認知症の前駆症状として、自律神経障害、嗅覚障害、レム睡眠行動障害などがある。自律神経障害を評価するための、安価で非侵襲的な心臓の自律神経機能法評価法として心拍変動(HRV)解析があり、生理学研究では過去より頻用されているが、連続長期間・リアルタイムのHRV解析が臨床現場に持ち込まれることはなかった。そこで、長時間のHRVおよび加速度センサー計測・解析を行うためのウェアラブルシステムの開発・改良を行っている。
平成29年度には、研究実施のための倫理申請を行うとともに下記を実施してきた。ウェアラブルデバイスによる心拍検出を行うために、心電図R波検出手法および心電図増幅率を自動再調整するように改良し、デバイス内蔵マイコンに組み込んだ。その結果、従来よりも高い検出率を達成できた。
そのウェアラブルデバイスを用いた定量的自律神経症状評価を目指し,健常高齢者60名とレム睡眠行動障害患者16名を対象に自律神経検査であるシェロングテスト(臥位から立ち上がった際の血圧低下検査)を行った。その際にウェアラブルデバイスで心拍を測定し,心拍変動・血圧変化・行動量のデータを収集した.また,スマホによる加速度・角加速度測定を行い,日常生活におけるおおまかな行動推定が可能であることを確認した.
さらに、高齢者嗅覚の評価解析、および、レム睡眠行動障害の夢内容の解析も行っており、これらも含めた総合的評価解析を目指している。
平成29年度には、研究実施のための倫理申請を行うとともに下記を実施してきた。ウェアラブルデバイスによる心拍検出を行うために、心電図R波検出手法および心電図増幅率を自動再調整するように改良し、デバイス内蔵マイコンに組み込んだ。その結果、従来よりも高い検出率を達成できた。
そのウェアラブルデバイスを用いた定量的自律神経症状評価を目指し,健常高齢者60名とレム睡眠行動障害患者16名を対象に自律神経検査であるシェロングテスト(臥位から立ち上がった際の血圧低下検査)を行った。その際にウェアラブルデバイスで心拍を測定し,心拍変動・血圧変化・行動量のデータを収集した.また,スマホによる加速度・角加速度測定を行い,日常生活におけるおおまかな行動推定が可能であることを確認した.
さらに、高齢者嗅覚の評価解析、および、レム睡眠行動障害の夢内容の解析も行っており、これらも含めた総合的評価解析を目指している。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 17H00872
- 体系的課題番号 : JP17H00872
この研究課題の成果一覧
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論文
7-
Frontiers in Sleep 1 2022年10月18日 査読有り責任著者
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Clinical Neurophysiology 139 80-89 2022年4月30日 査読有り最終著者
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Cephalalgia : an international journal of headache 41(13) 1396-1401 2021年11月12日 査読有り
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Frontiers in Public Health 10 630640-630640 2021年2月 査読有り招待有り責任著者
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Sleep and Breathing 2021年1月10日 査読有り責任著者
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International journal of environmental research and public health 17(23) 8789-8789 2020年11月26日 査読有り
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Frontiers in Neurology 11 567984 2020年11月 査読有り最終著者