2008年10月15日
景観法下の建築物規制の運用実態と課題 : 景観計画に基づく届出制度に着目して
都市計画. 別冊, 都市計画論文集 = City planning review. Special issue, Papers on city planning
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- 巻
- 43
- 号
- 3
- 開始ページ
- 217
- 終了ページ
- 222
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11361/journalcpij.43.3.217
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 日本都市計画学会
景観法の景観計画における運用上の課題と効果を考察することを目的とした。研究の方法は、景観計画の規制基準の整理・分類と全国を対象とした自治体アンケート・ヒアリング内容の分析による。結論として、基準は色彩・形態意匠・緑化等について定めているところが多いが、運用実態はほとんど色彩のみに偏っており、形態意匠についてはあまり協議されていなかった。自治体の制定基準を色彩に着目し、分類すると5タイプに分かれ、各自治体の課題に合わせた運用がなされていた。運用実態について、景観法に基づく変更命令は出された事例はなく、景観法の効果は出てきていると考えられる。ただし、高さについては変更命令が出せないため、良好な景観をトータルで創出するためには、都市計画諸制度との効果的な連携が必要となる。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11361/journalcpij.43.3.217
- ISSN : 0913-1280
- CiNii Articles ID : 10025842054
- CiNii Books ID : AN10276504