2020年5月
運転免許保有有無と慣れが通学路歩行時の注視行動に与える影響の検討
土木計画学研究・講演集
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- 巻
- 61
- 号
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
- 出版者・発行元
- 土木学会土木計画学研究委員会
本研究では通学路歩行時の安全性に関わる行動として注視行動に着目し,通学生の属性による違いを把握することを目的として研究を行った.具体的には,1)道路環境に対する慣れ・不慣れ,2) 普通自動車 運転免許保有の有無の2要因によって注視行動を含む歩行挙動が変化するという仮説のもと,眼鏡型視線計測装置を使用して測定したデータを分析した.分析の結果,注視行動の類似度を表現する指標のうち,全体的な注視の傾向を表すベクトル(形状),注視対象の探索が大域的か局所的かを表す長さ,情報を入手するのに要する時間を表す持続時間の3つの指標において2つの要因の交互作用が有意な影響を与えることが明らかとなった.