2020年10月
交通安全KYT教材のメディア形態による教育効果の違い
交通工学研究発表会論文集
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- 巻
- 40
- 号
- 開始ページ
- 181
- 終了ページ
- 186
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(研究会,シンポジウム資料等)
- 出版者・発行元
- 交通工学研究会
交通安全教育の一環として,危険予知訓練(KYT)の取り組みが進められている.従来のKYT教材の多くは三人称視点であり,静止画像であった.一方,近年のVR関連技術の発展により,一人称視点かつ360度全方位確認可能な実写VR教材を作成することが可能になりつつあるが,その効果についての検討はまだ不十分である.そこで本研究ではVR教材と写真教材を作成し,各教材と対照群に10名ずつをランダムに割り当て,アンケート調査の結果から教育前後での交通安全意識の変化を検証した.3つの分析結果から,学習項目によっては適した教材があり,総合的には写真教材が最も効果的なことが明らかとなった.