MISC

2016年12月

【病原体媒介節足動物のバイオロジー】蚊からの病原体検出法とサーベイランスへの展開

医学のあゆみ
  • 青沼 宏佳

259
12-13
開始ページ
1217
終了ページ
1222
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
医歯薬出版(株)

近年、紋媒介感染症の新興・再興とともに、蚊を対象としたサーベイランスの重要性がますます高まっている。蚊のサーベイランスでは野生の蚊を採取して生息種および数を調べ、さらにそれらの蚊が体内にもつ病原体の有無を明らかにする。蚊が体内に保有している病原体の検出法では、古くから顕微鏡観察や培養がゴールドスタンダードとされてきた。近年では科学技術の発展に伴い、PCRなどを含む分子生物学的手法を用いる機会が増加している。さらに、途上国での実用をめざした新しい手法の開発も進められており、実際のサーベイランスへの展開も期待されている。本稿では蚊からの病原体検出と調査への応用に焦点を当て、その歴史や新しい手法について概説する。(著者抄録)

エクスポート
BibTeX RIS