2019年 - 2019年
NGS解析によるイネ穀粒品質関連遺伝子の同定
日本学術振興会 科学研究費助成事業 奨励研究 奨励研究
イネ穀粒の品質制御に関わる遺伝子に異常を持つ人為変異体2系統について、全ゲノムDNAのリシーケンシング解析を実施し、それぞれの変異表現型とアリル頻度とが高い相関を示すゲノム領域を同定した。アリル頻度のインデックスプロットから、aa14変異体は第10番染色体の+1.4Mb付近に、aa17は同じく第10番染色体の+0.3Mb付近にピークを持つことが示された。これらの領域付近において、それぞれの変異体表現型との関連が推察される遺伝子領域内に変異を持つアリルが何カ所か見つかったことから、今後は遺伝子破壊や機能相補試験等により、さらに変異体の原因遺伝子の同定を進める必要がある。
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- 課題番号 : 19H00308
- 体系的課題番号 : JP19H00308