基本情報

所属
立命館大学 文学部日本史研究学域 教授
学位
博士(人間・環境学)(2012年3月 京都大学大学院)
修士(人間・環境学)(2006年3月 京都大学大学院)
学士(総合人間学)(2004年3月 京都大学)

J-GLOBAL ID
202301005967884553
researchmap会員ID
R000056072

 芸能は、演者と観客がいて初めて成立する。人と人の関係性に立脚した営みといえる。芸能を通じた人々の関係性や、その関係を成り立たせている場の性質について歴史学的な立場から考えている。
 とりわけ、文化・芸能の流行とその影響に着目することで中世文化を動態的にとらえ、文化・芸能の社会的機能を明らかにすることに関心がある。

 これまでの研究では、今様や蹴鞠といった新興芸能の流行とその衰微が、遊女・盲人といった芸能者集団、あるいは天皇・院や貴族社会に対してどのような影響を及ぼすのかについて考察し、文化・芸能と身分との関係を論じてきた。また、芸能の場では人びとが身分や地域を越えて交流することに関心を持ち、京都における文化的交流の実態を解明してきた。

 今後はさらに、諸身分・諸集団の枠を超えた文化的ネットワークの考察を通して、中世社会の流動性や動態性について考えていきたい。あわせて武家の文化政策とその影響や、神社における法楽芸能の実態についても考察する。


研究キーワード

  3

委員歴

  12

主要な論文

  43

主要なMISC

  30

主要な書籍等出版物

  8

主要な講演・口頭発表等

  40

担当経験のある科目(授業)

  35

所属学協会

  10

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  6

主要な社会貢献活動

  29