基本情報

所属
大阪大学 大学院人間科学研究科 人間科学専攻
(兼任)学際大学院機構 超域イノベーション博士課程プログラム
学位
学士(人間科学)(2023年3月 大阪大学)

連絡先
u084515gecs.osaka-u.ac.jp
J-GLOBAL ID
202301008492471754
researchmap会員ID
R000047067

専門① ジャック・デリダを中心とした20世紀フランス哲学・フランス現代思想

 20世紀フランスにおける哲学思想(現象学、フランス・エピステモロジー、実存主義、構造主義/ポスト構造主義)について、とりわけジャック・デリダ(1930 ‐ 2004)とその先行者/並走者/後継者たちの思想を中心に研究しています。

専門② 古典的現象学と現代現象学

 デリダ研究と並行して「古典的現象学」と呼ばれる20世紀の現象学者に関する思想史研究を行っています。具体的にはエトムント・フッサール、マルティン・ハイデガー、ジャン=ポール・サルトル、モーリス・メルロ=ポンティ、エマニュエル・レヴィナス、シモーヌ・ド・ボーヴォワールといった古典的な現象学者の理論に関心を持っています。

 また、フェミニスト現象学に代表される批判的現象学や現象学的質的研究のような、現象学的アプローチを用いて現代社会の諸問題に取り組む「現代現象学」の動向にも関心を持っています。この方向での研究としては、現在のところフッサール現象学における健常者中心主義(正常性志向)を批判しつつ、その理論をどのようにして現代現象学の理論的基盤として利用できるか、というに問いについて、デリダの解釈を導きとしてひとつの答えを与えることを試みています。

専門③ 現象学とエピステモロジーを中心とした学問論/麻雀の哲学を中心とした遊戯論

 より広い研究テーマとしては、「科学/学問Science」と「遊戯/ゲームjeu」という二つの方向から、いわゆる「ロゴス/合理性」の内実の解明、及び思想史的/実証的研究によるその再検討に取り組んでいます。

  1. 20世紀フランスにおいて「学問」に関する議論を構築していた二つの思想潮流である「フランス・エピステモロジー」と「現象学」について、特に「学問論」という観点から思想史研究を行っています。
  2. 日本式麻雀をモデルとした哲学的遊戯論の理論構築に取り組んでいます。哲学史的な議論を導きとしつつも、思想史のみならず実証的研究の知見を重視する研究方針を採っており、数理確率論や情報工学(深層強化学習)の研究者、ゲームプログラマーらとの領域横断的な研究班を組織し、研究代表者を務めています。

 

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論文

  3

講演・口頭発表等

  18

MISC

  10

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  5

学術貢献活動

  6

社会貢献活動

  2

所属学協会

  7

担当経験のある科目(授業)

  4