2012年4月 - 2016年3月
神経ダイナミクスから社会的相互作用に至る過程の理解と構築による構成的発達科学
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別推進研究
- 課題番号
- 24000012
- 体系的課題番号
- JP24000012
- 配分額
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- (総額)
- 496,600,000円
- (直接経費)
- 382,000,000円
- (間接経費)
- 114,600,000円
- 資金種別
- 競争的資金
構成的発達科学の確立を目指し,脳発達シミュレーションでは,身体との相互作用により,多様な行動を生成する情報神経構造を明らかにした.そこには学習手法が盛り込まれていないが,学習規範として,予測誤差最小化を導入することで,情動や利他的行動の創発モデルが構築された.方や,イメージング研究では,大人と子どもで,使われる脳の領野が異なり,脳の発達が長く続くことが分かった(fMRI).また,世界初親子同時測定可能な脳磁図(MEG)では,親子ペアの自閉症の度合いにより,コミュニケーション能力に関連する脳部位の活動に差が観られた.さらに,自閉症児と定型発達児の脳信号複雑性の差違を脳発達シミュレーションで再現し,また,構築したロボットプラットフォームを用いた養育者との言語相互作用実験を行うなど,ミクロからマクロへの道筋の可能性を示し,構成的発達科学の礎を築いた.
- ID情報
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- 課題番号 : 24000012
- 体系的課題番号 : JP24000012
この研究課題の成果一覧
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論文
2-
Cerebral cortex 2022年9月20日 査読有り
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Frontiers in Neuroscience 15 596711-596711 2021年4月12日 査読有り
講演・口頭発表等
3-
JST戦略的創造研究推進事業 (CREST) 脳領域/個体/集団間のインタラクション創発原理の解明と適用講演会 2020年7月30日 招待有り
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JST戦略的創造研究推進事業 (CREST) 脳領域/個体/集団間のインタラクション創発原理の解明と適用講演会 2020年6月26日 招待有り
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The Proceedings of the Annual Convention of the Japanese Psychological Association 2017年9月20日 The Japanese Psychological Association