2016年4月 - 2019年3月
就学前後を通じた協働性の発達に関する縦断的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究では就学移行期の適応にとって重要な他者との協働性(向社会的行動・協調・共感性、他者への信頼など)の発達プロセスについて検討した。約200家庭による年長から小学2年生までの3時点の縦断データを用いて、共分散構造モデルに基づく交差時差遅れ分析を行った結果、子どもの家族構成や気質の影響を統制し、親の養育態度による影響を考慮した場合にも、就学前に子ども自身が地域の活動などを通じて積極的に社会参加を試みることが、就学後の向社会的行動を高めること、子どもの積極的な社会参加は仲間関係の発達を介して維持されることが示唆された。
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- 課題番号 : 16K04308
- 体系的課題番号 : JP16K04308