阪本 洋三
基本情報
- 所属
- 近畿大学 文芸学部芸術学科舞台芸術専攻 教授
- 元NHK大阪放送局制作部 ドラマ・ディレクター
- 学位
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博士(教育学、民主主義と芸術)(オークランド大学教育学大学院批判的教育学科)修士(芸術教育学)(コロンビア大学教育大学院)文学士(舞踊、演劇)(筑波大学比較文化学類)文部省学生国際交流制度留学生(ニューヨーク州立大学演劇学部)
- J-GLOBAL ID
- 201501017189495524
- researchmap会員ID
- B000249131
- 外部リンク
近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻教授・PhD in Education (教育学博士)。舞台芸術プロデューサー、演出家。
幼少から音楽を学び、大阪桃山学院高校からアメリカ合衆国南部(ミシシッピー州ジャクソン)のSt. Andrew's Episcopal Schoolに留学中、演劇とダンスに出会う。
筑波大学在学中に文部省学生国際交流制度留学生として(学部生としては日本史上初の)演劇専攻学生として渡米。津田梅子が学んだニューヨーク州立大学(オスウェゴ校)演劇学部で舞台演出を専攻。また、この年、ブロードウェイ・ミュージカルの演出家兼振付家Lee Theodoreと出会い、舞台演出とダンスを師事。The American Dancemachineのヨーロッパ公演にもインターン(演出助手)として参加。
1985年NHK入局。ドラマ・ディレクターとして連続テレビ小説『はっさい先生』(若村麻由美、渡辺徹、他、出演)『都の風』(黒木瞳、松原千明、久我美子、村上弘明、渋谷天外、他)『いちばん太鼓』(三田寛子、渡辺美佐子、芦屋雁之助、沖田浩之、他)、ドラマ・スペシャル『橋の上においでよ』(堤真一、南果歩、柴田恭兵、國村準、生瀬勝久、他)、多数の番組を手がけた後、再度渡米。
ニューヨークで国際文化交流のためのNPO (TEMPO ONE CORPORATION) を立ち上げ、10年以上、主宰。プロデユーサー、演出家、リサーチャー、コーディネーターとして、番組制作や文化事業企画制作に携わる。NHK、文化庁日米舞台芸術交流事業、国際交流基金Performing Arts Japan事業の制作やコーディネート、また、プライベートセクター(毎日放送、テレビ朝日、フジテレビ、テレビ東京、他)含め30を超えるテレビ番組の制作・演出業務に携わる。
舞台芸術の代表作に、ブロードウエイの鬼才音楽監督 Linda Twine(『Big River』『Jelly's Last Jam』他)とのコラボレーションで創り上げたミュージカル『ハーレム・シンフォニー』(毎日放送開局40周年記念、1990)、『ハーレム・キッズ・シンフォニー』(アーバンリゾートフェア神戸オリジナル・ミュージカル、1993)、Ping Chongとの共作・共同演出作品『ガイジン』(東京演劇フェア参加作品、読売演劇賞作品賞、1995)。
ダンスのプロデューサーとしてニューヨーク・シティ・バレエ団抜粋メンバーによる『Ballet Capsule(東京都&ニューヨーク市姉妹都市30周年記念公演)』、『清水寺音舞台(堀内元振付)』『醍醐寺音舞台(Benjamin Millepied振付)』、和太鼓の林英哲とDance Theatre of Harlem団員のコラボレーション企画『東寺音舞台(Virginia Johnson主演)』、等がある。
テレビ番組では『素晴らしき地球の旅〜山崎正和in New York』『狂言師野村萬斎〜エイスケそしてニューヨーク』『チベット死者の書(国際版)』『BSミュージカル・スペシャル』『布は語る〜アメリカンキルト物語』『SECRET HISTORY』他、ドキュメンタリー番組の取材やコーディネート、現場の制作等を多数手がけた。
2003-2006年まで京都造形芸術大学(現、京都芸術大学)に招聘され、芸術学部准教授として大学生を教えると同時に「こども芸術大学」をプロデュース。企画運営室長、芸術教育センター副センター長として、コミュニティーシアターをモデルに「自然と人間の共生社会実現のための教育プログラム」を開発。
2006年、理事長との意見の相違から、京都芸術大学の職を辞し、再びフリーに。シアトルに移り、NHK教育番組の『夢なしには生きられない君〜舞踊家伊藤道郎の生涯』のアメリカ編取材とロケを担当。
2008-2015年、ニュージーランドのThe University of Auckland (オークランド大学)において、教鞭をとりながらニュージーランド先住民の上演芸術「カパ・ハカ」の教育学的研究を行い、博士号(教育学)を授与される。
2014年、オークランド大学博士課程に在籍中、近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻教授に就任。
近畿大学においては学生の舞踊及び演劇作品の創作を指導。講義科目も、「世界舞踊史」「舞台芸術論」「卒論ゼミ」等を受け持ってきた。2014年から2021年現在までに、大小含め100以上の学生の舞踊や演劇作品を監修、指導してきた。
2018年度、東京オリンピック・パラリンピックに先駆けて、「障害者や、生きづらさを抱える人たちを主役にした舞台芸術作品」をビッグアイの鈴木京子プロデューサーと共に考案。日本財団主催の演劇公演『生きづらさを抱える人たちの物語』として企画し、アメリカ人演出家 Ping Chong(ピン・チョン)と共同で作・演出を手がけた。
2019年度、全国公立文化施設協会の文化庁受託事業として『劇場音楽堂等 子どものためのプログラム 企画ハンドブック』の編集執筆(https://www.zenkoubun.jp/publication/pdf/afca/h30/h30_kids.pdf)、また、2020年度より同協会のアドヴァイザーをしている。以前から設立懇話委員を引き受けていた東大阪市文化創造館にて、2018年度より市民演劇プロデユーサーを拝命し、市民のための戯曲創作ワークショップ、市民演劇講座、等も企画している。2023年11月、5年の歳月をかけて制作した東大阪市オリジナル市民ミュージカル『100-ONE hundred』を演出し、好評を博した。
筑波大学第二学群比較文化学類卒(BA)。
Dance Program, Department of Arts and Humanities Education, Teachers College, Columbia University in the City of New York(MA)
Critical Studies in Education, Faculty of Education and Social Work, The University of Auckland(Ph.D. in Education)。
2014年4月より現職(近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻教授)。
研究キーワード
7経歴
3-
2014年4月 - 現在
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1988年12月 - 2002年1月
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1985年4月 - 1988年4月
論文
1-
オークランド大学 2015年4月 査読有り