新倉 弘倫
基本情報
- 所属
- 早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 教授
- 学位
-
博士(理学)(総合研究大学院大学)
- 研究者番号
- 10500598
- J-GLOBAL ID
- 201001095733874058
- researchmap会員ID
- 6000023719
- 外部リンク
研究分野は「アト秒科学」 研究室ホームページ アト秒科学 かんたん解説
簡単なアト秒科学の解説スライドです。アト秒科学の歴史や「なんで・どうやってアト秒を発生・測定するの?などが書かれています。
・再衝突電子を用いたアト秒時間領域でのダイナミックス測定法の開発
・アト秒レーザーパルスを用いた、位相分解の波動関数イメージング法の開発
などを行っています。実験室は早稲田大学51号館のB1にあり、2017年に
Science誌に掲載された研究も、ここで行われたものです(責任著者・最終著者)
-----------業績かんたんまとめ--------------------------------------------------------------------------------
「再衝突電子を用いたアト秒物理」(attosecond re-collision physics)の構築に貢献し、アト秒科学の新しい方法を開発した。
2002年に、レーザー電場1周期以内に再衝突する電子の空間構造・時間構造を同定し(Nature 417, 917 (2002))、また
2003年には再衝突電子を用いて、分子の構造変化(振動波束運動)をアト秒の時間分解能で測定した(Nature 421, 826 (2003))。
また、2004年、2005年には、原子や分子内を運動するアト秒電子波束を測定する方法を提案し
(アト秒高次高調波分光)(Nature 432 , 867 (2004) & Phys. Rev. Lett. 93, 083003 (2005) )、
2011年には分子内の電子波束運動を測定する方法を開発した(Phys. Rev. Lett. 107, 093004 (2011))。
近年では、アト秒レーザーパルスを用いた位相分解・電子波動関数イメージング法の開発を行っている(Science 356, 1150 (2017))。
総説:H. Niikura and P. Corkum,"Attoecond and Angstrom Science",
Advances in Atomic, Molecular and OpticalPhysics, 54, 511 (2007).
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最新の論文
"High-resolution attosecond imaging of an atomic electron wavefunction in momentum space"
Takashi Nakajima, Tasuku Shinoda, D. M. Villeneuve, and Hiromichi Niikura
Phys. Rev. A 106, 063513 (2022).
解説スライド「アト秒レーザーを用いた複素数の電子波動関数の可視化」
☆電子は粒として観測されて、粒が集まると電子波動関数(の自乗)の
イメージになることを測定した動画。(マックスボルンの確率解釈)
https://www.youtube.com/watch?v=us7zeTjTJBo
アト秒パルス列と高強度レーザーにより、特定の量子状態を選択的に
イオン化して測定したものです。
https://www.youtube.com/watch?v=AZsJUSxru_0
こちらは波動関数の位相をわけて測定した動画(JST日本科学未来館)です。
研究キーワード
1経歴
7-
2015年4月
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2010年 - 2015年3月
-
2011年 - 2012年3月
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2008年 - 2012年
-
2004年 - 2008年
-
2003年 - 2004年
-
2000年 - 2003年
学歴
3-
1997年4月 - 2000年3月
-
1995年4月 - 1997年3月
-
1991年4月 - 1995年3月
受賞
2論文
21-
Physical Review A 106(6) 063513-1-063513-11 2022年12月23日 査読有り最終著者責任著者
-
Physical Review A 104(5) 053526 2021年11月23日 査読有り最終著者責任著者
-
Journal of Physics B: Atomic, Molecular and Optical Physics 53 134002 2020年6月 査読有り招待有り最終著者責任著者
-
Optics Express 28 4088-4098 2020年2月 査読有り最終著者責任著者
-
Journal of Physics B: Atomic, Molecular and Optical Physics (53) 164003 2020年 査読有り招待有り最終著者責任著者
-
Science 356(6343) 1150-1154 2017年6月 査読有り最終著者責任著者
-
Physical Review A - Atomic, Molecular, and Optical Physics 91(6) 2015年6月 査読有り最終著者責任著者
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Optics Express 20 13870-13877 2012年 査読有り
-
Physical Review Letters 106 063001 2011年 査読有り
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PHYSICAL REVIEW LETTERS 107(9) 2011年 査読有り筆頭著者責任著者
-
Physical Review Letters 105 053003 2010年 査読有り筆頭著者
-
Optics Letters 34 3026-3028 2009年 査読有り
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Physical Review Letters 102 103901 2009年 査読有り
-
Physical Review Letters 98 073003 2007年 査読有り
-
Physical Review A 73 021402(R) 2006年 査読有り筆頭著者責任著者
-
Physical Review Letters 94 083003 2005年 査読有り筆頭著者責任著者
-
Physical Review Letters 92 133002 2004年 査読有り筆頭著者責任著者
-
Nature 432 867-871 2004年 査読有り
-
Physical Review Letters 90 203601 2003年 査読有り筆頭著者
-
Nature 421 826-829 2003年 査読有り筆頭著者
共同研究・競争的資金等の研究課題
6-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A) 2023年4月 - 2028年3月
-
科学研究費助成事業(早稲田大学) 科学研究費助成事業(基盤研究(A)) 基盤研究(A) 2018年4月 - 2023年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A) 2013年4月 - 2016年3月
-
科学研究費助成事業(早稲田大学) 科学研究費助成事業(若手研究(B)) 2011年4月 - 2013年3月
-
科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業「さきがけ」 さきがけ研究「光の利用と物質材料・生命機能」領域 2008年 - 2012年
-
科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業「さきがけ」 さきがけ研究「構造機能と計測分析」領域 2004年 - 2008年
メディア報道
2-
日本経済新聞(ウエブ版) 2023年1月 インターネットメディア
-
日経産業新聞 2022年6月8日 新聞・雑誌
社会貢献活動
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