基本情報

所属
早稲田大学 理工学術院 先進理工学部 教授
学位
博士(理学)(総合研究大学院大学)

研究者番号
10500598
J-GLOBAL ID
201001095733874058
researchmap会員ID
6000023719

外部リンク

研究分野は「アト秒科学」 研究室ホームページ  アト秒科学 かんたん解説

アト秒科学の解説スライド(2023.10update)

簡単なアト秒科学の解説スライドです。アト秒科学の歴史や「なんで・どうやってアト秒を発生・測定するの?などが書かれています。

・再衝突電子を用いたアト秒時間領域でのダイナミックス測定法の開発
・アト秒レーザーパルスを用いた、位相分解の波動関数イメージング法の開発

などを行っています。実験室は早稲田大学51号館のB1にあり、2017年に
Science誌に掲載された研究も、ここで行われたものです(責任著者・最終著者)

-----------業績かんたんまとめ--------------------------------------------------------------------------------
「再衝突電子を用いたアト秒物理」(attosecond re-collision physics)の構築に貢献し、アト秒科学の新しい方法を開発した。
2002年に、レーザー電場1周期以内に再衝突する電子の空間構造・時間構造を同定し(Nature 417, 917 (2002))、また
2003年には再衝突電子を用いて、分子の構造変化(振動波束運動)をアト秒の時間分解能で測定した(Nature 421, 826 (2003))。
また、2004年、2005年には、原子や分子内を運動するアト秒電子波束を測定する方法を提案し
(アト秒高次高調波分光)(Nature 432 , 867 (2004) & Phys. Rev. Lett. 93, 083003 (2005) )、
2011年には分子内の電子波束運動を測定する方法を開発した(Phys. Rev. Lett. 107, 093004 (2011))。
近年では、アト秒レーザーパルスを用いた位相分解・電子波動関数イメージング法の開発を行っている(Science 356, 1150 (2017))。

総説:H. Niikura and P. Corkum,"Attoecond and Angstrom Science",
Advances in Atomic, Molecular and OpticalPhysics, 54, 511 (2007).
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最新の論文

"High-resolution attosecond imaging of an atomic electron wavefunction in momentum space"
Takashi Nakajima, Tasuku Shinoda, D. M. Villeneuve, and Hiromichi Niikura
Phys. Rev. A 106, 063513 (2022).

解説スライド「アト秒レーザーを用いた複素数の電子波動関数の可視化

☆電子は粒として観測されて、粒が集まると電子波動関数(の自乗)の
イメージになることを測定した動画。(マックスボルンの確率解釈)
https://www.youtube.com/watch?v=us7zeTjTJBo
アト秒パルス列と高強度レーザーにより、特定の量子状態を選択的に
イオン化して測定したものです。

https://www.youtube.com/watch?v=AZsJUSxru_0
こちらは波動関数の位相をわけて測定した動画(JST日本科学未来館)です。

 

 


論文

  21

共同研究・競争的資金等の研究課題

  6

社会貢献活動

  1

メディア報道

  2