2020年12月
大阪市営電気軌道事業における橋梁デザインの思想と特徴に関する研究
土木学会論文集D2(土木史)
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- 巻
- 76
- 号
- 1
- 開始ページ
- 131
- 終了ページ
- 149
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscejhsce.76.1_131
- 出版者・発行元
- 土木学会
■論文要旨
本研究は,明治後期から戦前期の大阪市において実施された大阪市営電気軌道事業により建設された橋梁群を対象として,大阪市建設局橋梁課保管の設計図面や大阪市公文書館保管の設計計算書,大阪府の統計資料などを用いて,橋梁デザインの思想と特徴を明らかにするものである.本研究の結果,1)各橋梁の構造形式,意匠,建設費などの基礎情報や分布状況に関する分析から,路線毎に橋梁の構造形式や建設費を統一する計画や思想が存在した可能性が示唆されること,2)意匠上及びアーバンデザイン上の3つの主な特徴として「同一路線上の橋梁における構造形式や高欄意匠の統一」「特定路線上の橋梁における高欄意匠の多種性」「架設地点の場所性を考慮したアーチ橋の限定的な採用」が挙げられることを明らかにした.
本研究は,明治後期から戦前期の大阪市において実施された大阪市営電気軌道事業により建設された橋梁群を対象として,大阪市建設局橋梁課保管の設計図面や大阪市公文書館保管の設計計算書,大阪府の統計資料などを用いて,橋梁デザインの思想と特徴を明らかにするものである.本研究の結果,1)各橋梁の構造形式,意匠,建設費などの基礎情報や分布状況に関する分析から,路線毎に橋梁の構造形式や建設費を統一する計画や思想が存在した可能性が示唆されること,2)意匠上及びアーバンデザイン上の3つの主な特徴として「同一路線上の橋梁における構造形式や高欄意匠の統一」「特定路線上の橋梁における高欄意匠の多種性」「架設地点の場所性を考慮したアーチ橋の限定的な採用」が挙げられることを明らかにした.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejhsce.76.1_131
- ISSN : 2185-6532
- eISSN : 2185-6532
- ORCIDのPut Code : 103443752