共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

レプリカ法によるウクライナ新石器~金石併用時代の栽培穀物の検出と出現期の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
16K03166
体系的課題番号
JP16K03166
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

黒海北側に位置するウクライナは、ユーラシア農耕拡散の結節点であるが、確実な考古植物資料が限定的である。本研究では種子同定精度が高いレプリカ法を用いて栽培穀物データを蓄積した。
成果として、1.新石器時代資料からは栽培穀物は同定されず、定説である6000年紀を遡る農耕開始は再検討が必要な事。2.金石併用時代には西アジア起源のムギ類の栽培が導入されているが、既報告のキビは本調査では同定されず、再検討が必要である事。3.これまで確実なキビの出現期とされてきたUsatovo文化を含めて、金石併用時代末から青銅器時代中期の遺跡でもキビは検出されず、青銅器時代後期に突如キビが出現する、等を明らかとした。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K03166/16K03166seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K03166
ID情報
  • 課題番号 : 16K03166
  • 体系的課題番号 : JP16K03166

この研究課題の成果一覧

論文

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講演・口頭発表等

  1