2022年3月
日本版CTLアセスメントツールの開発
高等教育開発
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- 巻
- 1
- 号
- No.1
- 開始ページ
- 46
- 終了ページ
- 54
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.57294/jaed.1.0_46
- 出版者・発行元
- 日本高等教育開発協会
<p>本研究は,日本における大学教育センター等を評価するためのアセスメントツールを開発することを目的とし,望ましい基準とはいかなるものかを明らかにする.大学教育センター等は,主として大学教育の改善を担う組織であり,日本の約半数の大学が設置しているが,センターそのものの組織体制やサービスを評価するための基準は定かでない.</p><p>そこで,本研究では3つの段階に分けて,基準の開発に取り組んだ.第1に,米国におけるCTLのアセスメントツールである「A CENTER FOR TEACHING AND LEARNING MATRIX」を日本語に直訳した.第2に,この「直訳版」について日本の大学教育センター等の関係者から意見を収集し,日本の文脈に合わせた表現に変更した「意訳版」を作成した.第3に,意訳版を用いて実際に自組織を評価していただき,評価基準について改善すべき点をヒアリングした.そして,その結果を踏まえた「日本版CTLアセスメントツール」(日本版CTLアセスメント基準および活用ガイドライン)を完成させるに至った.今後は,本評価基準をいかに活用しうるかについて明らかにしていきたい.</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.57294/jaed.1.0_46
- ISSN : 2436-9918
- eISSN : 2436-9918
- CiNii Research ID : 1390291963673655040