2019年10月 - 2025年3月
力学系と計算トポロジーの融合による新しいデータ解析技術の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
- 課題番号
- 19KK0068
- 体系的課題番号
- JP19KK0068
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
-
- (総額)
- 18,330,000円
- (直接経費)
- 14,100,000円
- (間接経費)
- 4,230,000円
本研究は,力学系と計算トポロジーを融合することにより,新しいデータ解析の手法を開発すること,また開発した手法を用いて様々な分野の具体的な応用問題に貢献することを目指す.さらに,具体的な問題への応用という観点から力学系の安定性理論を見直し,新しい力学系の安定性概念を提案することも目的とする.
主な道具は,力学系理論からはコンレイ指数理論や分岐理論,一様双曲性証明アルゴリズムであり,計算トポロジー理論からはパーシステントホモロジー理論やその逆問題解析法などである.この目的のため,力学系の研究と位相的データ解析の双方の分野において世界的に指導的な役割を果たしてきた,米国ラトガース大学のミシャイコフ教授のグループと連携を進める.アルゴリズムの実装から具体的な応用まで幅広く相互に技術を交換し,データ解析の新しい枠組みを展開することを目指す.
本年度は,代表者と若手研究者の二名がラトガース大学を訪問し,ミシャイコフ教授のグループと幅広い研究交流を進めた.特に,より動的なデータ解析を目指す上で重要な,サンプルダイナミクスに対するコンレイ指数理論の基礎づけにおいて成果が得られた.また応用面においても,双方の研究チームが取り組んでいる実データについての情報を交換し,統計的因果推論や,ミシャイコフ教授らが解析した遺伝子ネットワークの大域的な力学系解析手法などについて,その新しい応用可能性についての検討を行なった.
主な道具は,力学系理論からはコンレイ指数理論や分岐理論,一様双曲性証明アルゴリズムであり,計算トポロジー理論からはパーシステントホモロジー理論やその逆問題解析法などである.この目的のため,力学系の研究と位相的データ解析の双方の分野において世界的に指導的な役割を果たしてきた,米国ラトガース大学のミシャイコフ教授のグループと連携を進める.アルゴリズムの実装から具体的な応用まで幅広く相互に技術を交換し,データ解析の新しい枠組みを展開することを目指す.
本年度は,代表者と若手研究者の二名がラトガース大学を訪問し,ミシャイコフ教授のグループと幅広い研究交流を進めた.特に,より動的なデータ解析を目指す上で重要な,サンプルダイナミクスに対するコンレイ指数理論の基礎づけにおいて成果が得られた.また応用面においても,双方の研究チームが取り組んでいる実データについての情報を交換し,統計的因果推論や,ミシャイコフ教授らが解析した遺伝子ネットワークの大域的な力学系解析手法などについて,その新しい応用可能性についての検討を行なった.
- ID情報
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- 課題番号 : 19KK0068
- 体系的課題番号 : JP19KK0068