2012年5月
データベースと連携してTVホワイトスペースで運用可能な無線ネットワークシステム
電子情報通信学会技術研究報告
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- 巻
- IEICE-SR2012-4,112
- 号
- 55
- 開始ページ
- 23
- 終了ページ
- 30
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
TVホワイトスペースの利用を行う場合,一次利用者への干渉回避を確実なものとするためには,二次利用者のセンシングだけではなく,データベースを用いた利用可能チャネルの選定が必須である.特に移動通信の場合には,変動する二次利用者の位置やその電波環境に応じた高度な利用可能チャネルの選定方式が要求される.本稿では,データベースが提供する利用可能チャネルに基づきTVホワイトスペースにおいて運用可能な無線基地局を用い,メッシュネットワーク技術を応用して構築した無線ネットワークシステムについて報告する.本システムは,無線局免許を取得して電波を送信して実運用が可能であることを実証試験により確認している.TVホワイトスペースにおける通信規格であるIEEE802.11af,IEEE802.15.4m,IEEE802.22等を切り替えて運用可能な無線機プラットフォーム,及び,今後検討が必要な利用可能チャネルの計算方式を収容可能なデータベースを統合した,TVホワイトスペース無線ネットワークシステムの試験環境として利用が可能である.