2011年3月
有無線ネットワーク統合コグニティブ仮想化プラットフォームの設計
電子情報通信学会技術研究報告
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- 巻
- IEICE- NS2010-202,110
- 号
- 448
- 開始ページ
- 223
- 終了ページ
- 228
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
多様性収容と持続可能性を実現する新世代ネットワーク実現に向け,(1)異種無線アクセス環境における無線アクセス制御,(2)有無線シームレスな統合ネットワーク資源管理,(3)無線 PHY/LINK レベルの再構築可能性という3つの特徴を併せ持つネットワーク仮想化技術の確立を目指し,筆者らは「有無線ネットワーク統合コグニティブ仮想化プラットフォーム(AMPHIBIA)」のコンセプト及び基本設計を提案し,詳細検討を進めている.AMPHIBIAの基本コンセプトは,ネットワーク仮想化技術およびコグニティブ無線技術がもつ再構築可能性という共通の特性に着目し,これらの再構築プロセスを連携させることで,両者の長所を維持しつつ有無線を通したリソース配置の最適化及びエンド・エンドでの一貫性のある品質制御を実現することにある.本稿では,ネットワーク仮想化基盤 CoreLab およびコグニティブ無線の国際標準規格 IEEE 1900.4 を用いた場合の,協調的再構築方式及びAMPHIBIA APIの設計を提案し,その詳細を示す.