2009年3月
ミリ波WPANにおける電波伝搬特性
電子情報通信学会技術研究報告
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- IEICE-RCS2008-282,108
- 号
- 445
- 開始ページ
- 413
- 終了ページ
- 417
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
IEEE802.15.3cでは特性比較のためのチャネルモデルとしてSVモデルを基本としたTSVモデルが採用されている.ミリ波帯における室内電波伝搬特性においては直接波の影響が極めて大きく,当初有力であったSVモデルは必ずしも適さなかった.そのためその特性を反映しているチャネルモデルを開発する必要があった.より妥当なチャネルモデルの採用に向けて,IEEEにて行われているミリ波WPAN標準化作業においてNICTは多くの伝搬データの提供,新たなチャネルモデル(TSVモデル)の提案,チャネルモデル生成用Matlab Codeの提供を行った.それらは物理層特性評価用として採用され,標準化作業を大きく進展させた.