2004年11月
ゼロ相互相関特性を有する巡回シフト巡回拡張型符号を用いた符号分割多重伝送
電子情報通信学会技術研究報告
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- 巻
- EICE-RCS2004-211,104
- 号
- 439
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 6
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
筆者らは高品質無線伝送を実現するために,巡回シフト巡回拡張型符号を用いた符号分割多重伝送方式について検討してきた.この巡回シフト巡回拡張型符号では,一つの基本符号となる符号系列を許容する遅延波の遅延時間に相当するチップ数ずつ,巡回的にシフトさせ,それぞれを固有の符号とし,さらにそれぞれの符号を前後に巡回的に拡張チップを付加させる.このとき,高品質伝送を実現させるためには,優れた自己相関特性を有する基本符号を用いることが重要となる.本稿では,この基本符号として,Quasi-Orthogonal符号を用いる.この符号の特長として,その自己相関特性が同期点とその中間の相関点を除いた相関点ではゼロとなる.この符号に基づく符号分割多重伝送方式では,同期点の中間の相関点における相関値が干渉となるが,そのような干渉を単純な計算により除去する方法を提案する.その干渉除去により,巡回シフト区間内では,ゼロ相互相関特性を実現することができる.以上の提案方法における伝送特性について,計算機シミュレーションにより評価する.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110003306152
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10060822
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/7188207
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110003306152
- CiNii Books ID : AN10060822