基本情報

所属
金沢大学 医学系 教授、大学院研究科長

J-GLOBAL ID
200901015758007435
researchmap会員ID
6000005799

外部リンク

これまでの代表的な研究内容

1)神経細胞におけるMAPキナーセファミリーの役割

細胞分裂に重要なMAPキナーゼが、分裂しない神経細胞に多く発現していることから、神経細胞でのMAPキナーゼの機能を解析しました。その結果、MAPキナーゼは小脳長期抑圧に関わることが分かりました (Journal of Biological Chemistry 1999)。

2)ES細胞からドーパミン神経細胞や網膜色素上皮細胞への分化誘導法の開発

ES細胞をin vitroで神経細胞へと選択的に分化誘導するSDIA法を開発しました。SDIA法を用いてES細胞からドーパミン神経細胞や網膜色素上皮細胞を分化誘導することに成功しました (Neuron 2000, PNAS 2002)。iPS細胞を用いたパーキンソン病および加齢黄斑変性症の患者さんへのiPS再生医療につながりました。

3)大脳の発達における出生の重要性

我々の一生は受精で始まり死で終わります。胎児が母親から生まれ出ること(=出生)は、その一生の中で最も劇的な環境変化とも言えますが、脳発達における出生の役割はあまり分かっていませんでした。我々は、出生が視覚系や体性感覚系の回路形成を促すこと、セロトニン経路が出生と回路形成をつないでいることを明らかにしました (Developmental Cell 2013)。

4)フェレットを用いた大脳の形成と進化のメカニズム

進化とともに大脳は肥大化し複雑化していきました。この肥大化や複雑化のメカニズムを解析するために、我々は大脳がマウスよりも大きく複雑化しているフェレットを使い、フェレットの大脳に遺伝子操作技術を導入してきました 。この技術を用いて大脳の肥大化、大脳表面の脳回形成、神経回路の複雑化のメカニズムなどを明らかにしてきました (Joiurnal of Neuroscience 2004, Molecular Brain 2012, Cell Reports 2017, eLife 2017, Cell Reports 2019, Cell Stem Cell 2019, Cerebral Cortex 2019, eLife 2020, Science Advances 2022)。

 


主要な論文

  110

MISC

  38

共同研究・競争的資金等の研究課題

  31