共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2023年3月

理科の探究学習の今日的特徴の調査とその実践プログラムの開発:日米中の比較を通して

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
19H01732
体系的課題番号
JP19H01732
配分額
(総額)
17,290,000円
(直接経費)
13,300,000円
(間接経費)
3,990,000円

本年度は4つの研究を設定した。
(1)今日求められる探究学習のモデル化(モデルの作成,日米中各国の状況)。(2)調査問題の開発・実施(予備調査,一部学会発表)。(3)学校現場との連携(予備調査問題の開発および調査実施にご協力をいただいた)。(4)理科の探究プログラムの開発と発表
実績としては次の通りである。
(1)については探究学習のモデルを日本国内において研究分担者及び学校現場をよく知り優れた実践をしている先生方に協力していただき,1つのモデルを作ることができた。また,米国のNSESとNGSS(それぞれ旧と現行のアメリカの学習指導要領に相当する)について文献調査を行った。ただし,日米中の探究学習の状況は把握していない。(2)については,予備調査の問題を開発して,予備調査を実施した。その結果の一部を日本理科教育学会(2019年8月,静岡大会)および欧州科学教育学会( ESERA2019,2019年9月,ボローニャ)において発表した。なお,アメリカの全米科学教育学会(NARST2020,2020年3月,ポートランド)においても審査を通過して発表する予定であったが,新型コロナウイルスの感染拡大のため,NARST2020は急遽中止となった。そのため発表する事はできなかった。(3)については,予備調査の問題開発において小中学校の先生方のご協力を得ることができた。予備調査の問題を開発するにあたって,面接を行い,調査問題の予備の予備を作成し,少数の理科の先生方に回答していただいた。これに基づいて,予備調査問題を開発し調査を実施した(日本語,英語の調査問題)。(4)については,(1)と重なる部分が多かった。なお,授業や実験の様子をビデオに撮ることを予定していたが,その調査までは実施できなかった。
以上をまとめると(1)から(3)まではほぼ実施できたが,(4)は実施できなかった。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19H01732
ID情報
  • 課題番号 : 19H01732
  • 体系的課題番号 : JP19H01732

この研究課題の成果一覧

論文

  5

MISC

  1

書籍等出版物

  2

講演・口頭発表等

  9