2019年6月 - 2021年3月
eRNA-CAGE法による全身性疼痛責任分子同定とDNAワクチン疼痛治療研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
FM様AcGPモデルマウスでは性腺摘出手術により雄のみ疼痛過敏が消失した。雄のみ脳内ミクログリア活性化が慢性疼痛に関与した。FM様IPGPモデルの視床下部はLPA産生酵素PLA2G3遺伝子発現上昇を示した。AcGPマウスの脾臓細胞注射は雄雌ともに疼痛過敏を示すが、雄のみミクログリア阻害剤の脳内投与により疼痛消失させた。特定のサイトカインの組み換え遺伝子の筋肉内遺伝子導入によるDNAワクチンはAcGPを抑制した。以上、疼痛メモリーは雄では脳から脾臓に、雌では脳のミクログリア活性化を介さない機構で脾臓に情報伝達する可能性が示唆された。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K21592
- 体系的課題番号 : JP19K21592