2006年 - 2008年
警固断層による福岡都市圏の地震被害予測とその環境的・経済的発災インパクト評価
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
まず福岡市域の各観測点に対して、地震基盤から表層までの増幅特性を求め理論特性と比較検証した。また、人的被害予測モデル構築のために、「閉じ込め」確率予測式を求め、死傷者の分布などを推定した。さらに、城南区で微動観測を実施して、三次元盆地構造モデルを改良した。一方、微動の水平上下スペクトル比から断層位置を特定する方法を警固断層に適用し、その有効性を検証した。最後に整備した計算機によって三次元FDM計算を行い、警固断層地震の強震動予測を実施した。さらに福岡市の構造物の振動特性に基づいて被害予測モデルを補正して高精度化した。以上のシステム開発により、当初目標を達成できた。
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- 課題番号 : 18310125
- 体系的課題番号 : JP18310125