
津田 啓仁
ツダ ヒロト (Hiroto Tsuda)
更新日: 05/06
基本情報
- 所属
- 秋田公立美術大学大学院 複合芸術研究科 博士後期課程
- 学位
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学士(学術)(2017年3月 東京大学)修士(学術)(2019年3月 東京大学大学院)
- J-GLOBAL ID
- 202301008422780806
- researchmap会員ID
- R000056538
秋田県の干拓地(大潟村・八郎湖)を中心に、大規模に造成された土地の景観や記憶、その様々な表現について調査を行い、文化人類学的な視点から研究しています。大潟村・八郎湖とは、かつて日本で2番目に大きな湖だった八郎潟を干拓して1950-60年代に造成された農村地帯であり、現在は整備された農業用水路や防潮水門を備えた大規模な農業用地として利用される一方で、生態系の変化や土地改変の影響をめぐる議論が続く地域でもあります。私は、当地で現在行われている生態系保全の地域団体や、干拓以前の文化習俗の記録・活用活動、そして俳句会などの文芸同好会に参加しながら、どのように当地の自然環境が人々によって認識され、扱われ、表現されているかを研究しています。
並行して、調査に基づきながらもそれと独立した形で作品制作を行っています。大きさ、広さ、多さといった空間的概念についての人間の経験と、それを可能にするイメージのフィクショナルな取り扱いに着目した作品を、実在する特定の自然環境(干拓地や人工山のほか、露頭やゲーム空間など)を参照しながら制作しています。
ほかに、大まかにリサーチマップで「社会貢献活動」に当たる活動、そして業務を含むその他の活動を、実践に基づく研究行為として捉え活動しています。特に展示、映像制作といった作品制作、ワークショップや印刷物出版を通じた市民活動、調査に基づく執筆や商品開発等を行いながら、調査することがどのような形で成果を生み、価値を持ちうるかについて探求しています。
学歴
3-
2023年4月 - 現在
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2017年4月 - 2019年3月
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2012年4月 - 2017年3月
論文
1-
修士論文(東京大学) 2019年
MISC
3-
成果集 居場所を書くこと、調べること 2025年1月
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Foraged Colors Project Report 2023 2024年7月
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現代人類学の基礎体力の『記録』(2024年6月号) 2024年6月
講演・口頭発表等
11-
TUFiSCoワークショップ 2024年12月11日 招待有り
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メルカリ・メルペイ人類学部勉強会 2024年3月21日 招待有り
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潟さべり(八郎潟・八郎湖学研究会主催) 2024年1月21日 招待有り
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TUFiSCoワークショップ 2023年11月4日 招待有り
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FENICS連続トーク「フィールドワークと生き方・働き方」 2023年10月21日
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Open Source Ethnography Workshop by 大阪大学 Ethnography Lab 2023年7月24日 招待有り
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「人類学からはじめる食・農ビジネス」 by FENICS 連続トーク「フィールドワークと生き方・働き方」 2023年6月17日
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日本文化人類学会第57回研究大会 2023年6月5日
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日本文化人類学会第56回研究大会 2022年6月5日
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国際ファッション専門職大学基幹共同研究「コンタクト・ゾーンとしての現代ファッション」 第9回 現代ファッション特別セミナー 2021年8月5日 招待有り
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サイエンスアゴラ2020 2020年11月17日
担当経験のある科目(授業)
1-
2020年10月 - 2021年2月
Works(作品等)
4-
2025年2月17日 - 2025年3月2日
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2024年9月27日 - 2025年2月16日
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2025年1月24日 - 2025年2月2日
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2025年1月
その他
2-
2024年10月 - 現在一般社団法人ドチャベンジャーズが主催する、秋田県五城目町の「居場所」についての調査事業。伝統的に続く朝市を参加者らでフィールドワークし、そのデータを人類学の手法で編集するワークショップを企画・運営している。
社会貢献活動
2