基本情報

所属
秋田公立美術大学大学院 複合芸術研究科 博士後期課程
学位
学士(学術)(2017年3月 東京大学)
修士(学術)(2019年3月 東京大学大学院)

J-GLOBAL ID
202301008422780806
researchmap会員ID
R000056538

 秋田県の干拓地(大潟村・八郎湖)を中心に、大規模に造成された土地の景観や記憶、その様々な表現について調査を行い、文化人類学的な視点から研究しています。大潟村・八郎湖とは、かつて日本で2番目に大きな湖だった八郎潟を干拓して1950-60年代に造成された農村地帯であり、現在は整備された農業用水路や防潮水門を備えた大規模な農業用地として利用される一方で、生態系の変化や土地改変の影響をめぐる議論が続く地域でもあります。私は、当地で現在行われている生態系保全の地域団体や、干拓以前の文化習俗の記録・活用活動、そして俳句会などの文芸同好会に参加しながら、どのように当地の自然環境が人々によって認識され、扱われ、表現されているかを研究しています。

 

 並行して、調査に基づきながらもそれと独立した形で作品制作を行っています。大きさ、広さ、多さといった空間的概念についての人間の経験と、それを可能にするイメージのフィクショナルな取り扱いに着目した作品を、実在する特定の自然環境(干拓地や人工山のほか、露頭やゲーム空間など)を参照しながら制作しています。

 

 ほかに、大まかにリサーチマップで「社会貢献活動」に当たる活動、そして業務を含むその他の活動を、実践に基づく研究行為として捉え活動しています。特に展示、映像制作といった作品制作、ワークショップや印刷物出版を通じた市民活動、調査に基づく執筆や商品開発等を行いながら、調査することがどのような形で成果を生み、価値を持ちうるかについて探求しています。


研究キーワード

  4

論文

  1

MISC

  3

講演・口頭発表等

  11

担当経験のある科目(授業)

  1

Works(作品等)

  4

社会貢献活動

  2

その他

  2