共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年4月 - 2016年3月

Melt-Casting法Bi系バルク超電導体を用いた事故電流限流器の開発

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
25420302
配分額
(総額)
5,070,000円
(直接経費)
3,900,000円
(間接経費)
1,170,000円

事故電流限流器の母材開発のため,Melt-Casting法により作製したBi系バルク超電導体の輸送特性および超電導-常伝導転移特性を調べ,以下のことを明らかにした。
(1)炭酸カリウムを添加した結果,2.0[mass%]添加した試料において最も良い特性が得られた。この試料のn値は大きく,また臨界電流密度は液体窒素温度において1平方cmあたり約300Aであった。(2)試料に通電する交流電流の周波数が大きくなると臨界電流は小さくなる傾向が見られた。これは,半径方向に対する電流密度の不均一性と試料内部に発生する交流損が原因であり,長さ方向に対する不均一性とともに,作製・使用の際は考慮する必要がある。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25420302/25420302seika.pdf
ID情報
  • 課題番号 : 25420302