2011年4月 - 2015年3月
ハンセン病研究の新視角―〈隔離〉の知から〈つながり〉の知へ
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
社会学、歴史学、文学、公衆衛生看護学の多領域の研究者が相互につながり、議論を共有した。中心的な作業として、史資料基盤構築のために療養所自治会所蔵の文書のアーカイブズ化を行った。同時に、オーラル資料の収集・分析を行い、従来の一面的なハンセン病問題の語りに収斂されない病者や医療者の経験をあきらかにした。また、日本のハンセン病問題をグローバルなつながりの中で考察するために、国際研究会の開催、国際学会での報告をおこなった。よって、本研究はハンセン病問題の歴史的・社会的現実をオルタナティブな形で照射し、排除とつながりをめぐる新たな知の検討/創造という方向性を切り拓いてきた。
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- 課題番号 : 23330163
- 体系的課題番号 : JP23330163