2013年9月25日
豪雨の発生・発達をとらえる大規模フィールド同期観測実験と水災害軽減に向けた総合的基礎研究
水文・水資源学会2013年度総会・研究発表会
- 巻
- 26
- 号
- 開始ページ
- 16
- 終了ページ
- 16
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11520/jshwr.26.0.16.0
- 出版者・発行元
- 水文・水資源学会
昨今、温暖化・都市化と絡んでか頻発化が議論される豪雨災害が目につく。比較的規模の大きな豪雨は最新のメソ数値気象モデルでおおよその予測が可能となってきたが、それより規模の小さな集中豪雨は未だ再現すら難しい。加えて、ゲリラ豪雨災害においては、ほんの5分、10分でも早い避難情報が極めて重要である。このような状況下、雲物理過程のさらなる解明、降雨予測精度・降雨量推定精度の向上、ゲリラ豪雨等の早期探知・予測、急激な出水・浸水の予測、ならびに新たな避難情報発信手法の確立が古くて新しい課題となっている。本研究では、降水粒子の形態に関する観測パラメータを得ることができる最新型偏波レーダー、ならびに上空に存在する降水粒子をカメラで撮影するビデオゾンデを同期させた基礎観測実験をベースに、近年では積乱雲の発生・発達を捉えるための観測へと進化させ、これらの観測を通して、雲物理・大気モデルを改良し、降雨量推定・予測の向上を図りながら、併せて水管理への様々な利用手法の基礎開発を行うことを目的とする。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11520/jshwr.26.0.16.0
- CiNii Articles ID : 130005050904