論文

2000年

Kaバンド気象ドップラレーダによる霧観測

信学技報,SANE99-102,45-52
  • 若山俊夫
  • ,
  • 桐本哲郎
  • ,
  • 田中久理
  • ,
  • 平島弘一
  • ,
  • 渡邉伸一郎
  • ,
  • 浜津享助
  • ,
  • 橋口浩之
  • ,
  • 深尾昌一郎

99
599
開始ページ
45
終了ページ
52
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
出版者・発行元
一般社団法人電子情報通信学会

ミリ波気象レーダは従来のマイクロ波気象レーダよりも送信波長が短いため、粒径の小さい霧や雲を探知することができる。このことから、空港、道路、港湾などにおいて、交通障害の原因となる霧の監視や予測にミリ波ドップラレーダを利用することが期待されている。我々はKaバンド気象ドップラレーダ(霧レーダ)を開発し、霧が多発することで知られている釧路空港にて霧レーダフィールド試験を実施した。収集エコーの解析の結果、霧エコーでは頂高度が一定となる特徴があることを明らかにした。ドップラ観測では、霧が海上から陸へ進入する様子を捉えた。このような霧の空間分布特性は従来知られていないものであり、この特性を踏まえて霧監視に適したレーダ観測方式(ビーム走査方式)を提案した。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003289912
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10013301
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/4990246
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110003289912
  • CiNii Books ID : AN10013301

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