2006年2月
Drotarらの先天奇形を持つ子どもを出産した親の反応仮説モデルの分析
日本新生児看護学会誌
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- 巻
- 12
- 号
- 1
- 開始ページ
- 9
- 終了ページ
- 20
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 速報,短報,研究ノート等(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 日本新生児看護学会
本研究ではDrotarらによる「先天奇形を持つ子どもを出産した親の反応に関する仮説モデル」の特性と説明範囲,および先行研究における仮説モデルの活用の適切性を分析し,仮説モデルの課題について検討を行った. 1)仮説モデルは,先天奇形を持つ子どもを出産したという出来事に対する短期的反応を示すものであることを確認できた. 2)仮説モデルでは,心理的危機状況にある親の子どもへの愛着感情を示していないことを確認できた. 3)仮説モデルの説明が付記されていないために障害受容モデルとして使用している研究が少なくなかった. 4)仮説モデルを危機理論の範囲で使用している研究では,心理的危機状況にある親の子どもへの愛着感情が捉えられていた. 5)Drotarらが実施した調査結果から仮説モデルが導き出せるものか否かの検証,さらにこの結果を受け,先天奇形を持つ子どもを出産した親の反応の全容を示す新たなモデルを作成する必要性がある(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 1343-9111
- 医中誌Web ID : 2006124583
- CiNii Articles ID : 40007226548
- CiNii Books ID : AA11269499