2019年4月 - 2025年3月
放射線治療における照射時間を加味した新たな生物学的線量評価システムの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究
細胞の亜致死損傷回復は放射線による損傷からの回復能力であり、放射線が細胞に照射された直後から起こり始めることにより細胞生存率に大きく影響を及ぼすため、放射線治療における照射時間の延長は細胞致死効果を低下させる可能性がある。本研究では細胞の亜致死損傷回復といった生物現象を考慮した放射線治療における線量評価システムの開発を目的とする。本研究の目的を解決するため、モンテカルロシミュレーションとマイクロドジメトリモデルを組み合わせることで、照射時間と細胞生存率の関係を導出し、放射線治療計画装置の物理線量に照射時間を加味した放射線生物学的線量評価を行う。
2020年度は2019年度と比較して、肺癌や肝臓癌に対するより臨床条件を加味した照射時間と細胞生存率の関係を解析、評価した (Journal of Applied Clinical Medical Physics 2020, The British Journal of Radiology 2020)。
2020年度は2019年度と比較して、肺癌や肝臓癌に対するより臨床条件を加味した照射時間と細胞生存率の関係を解析、評価した (Journal of Applied Clinical Medical Physics 2020, The British Journal of Radiology 2020)。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K17227
- 体系的課題番号 : JP19K17227