2016年4月 - 2019年3月
ブドウ球菌スーパー抗原毒素の生体内環境に適応した病原戦略の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
黄色ブドウ球菌が産生するスーパー抗原毒素TSST-1の観点から,黄色ブドウ球菌と宿主の攻防機序について解析し,以下の成果を得た。
(1) TSST-1結合タンパク質としてseptin family分子を同定し,TSST-1との相互作用を介してオートファジーを抑制することを示し,septin family分子の黄色ブドウ球菌感染における関与を検討している。 (2) いわゆる「タンポン病」のモデルとして、黄色ブドウ球菌の経膣感染マウスモデルを確立・解析した結果,菌は子宮内に留まるものの、そこで産生されたTSST-1が全身に伝播し,全身炎症(毒素性ショック症候群)を引き起こすことが示唆された。
(1) TSST-1結合タンパク質としてseptin family分子を同定し,TSST-1との相互作用を介してオートファジーを抑制することを示し,septin family分子の黄色ブドウ球菌感染における関与を検討している。 (2) いわゆる「タンポン病」のモデルとして、黄色ブドウ球菌の経膣感染マウスモデルを確立・解析した結果,菌は子宮内に留まるものの、そこで産生されたTSST-1が全身に伝播し,全身炎症(毒素性ショック症候群)を引き起こすことが示唆された。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 16H05185
- 体系的課題番号 : JP16H05185