共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

ブドウ球菌スーパー抗原毒素の生体内環境に適応した病原戦略の解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
16H05185
体系的課題番号
JP16H05185
配分額
(総額)
17,550,000円
(直接経費)
13,500,000円
(間接経費)
4,050,000円

黄色ブドウ球菌が産生するスーパー抗原毒素TSST-1の観点から,黄色ブドウ球菌と宿主の攻防機序について解析し,以下の成果を得た。
(1) TSST-1結合タンパク質としてseptin family分子を同定し,TSST-1との相互作用を介してオートファジーを抑制することを示し,septin family分子の黄色ブドウ球菌感染における関与を検討している。 (2) いわゆる「タンポン病」のモデルとして、黄色ブドウ球菌の経膣感染マウスモデルを確立・解析した結果,菌は子宮内に留まるものの、そこで産生されたTSST-1が全身に伝播し,全身炎症(毒素性ショック症候群)を引き起こすことが示唆された。

リンク情報
Kaken Url
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16H05185/16H05185seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16H05185
ID情報
  • 課題番号 : 16H05185
  • 体系的課題番号 : JP16H05185