2007年 - 2009年
手綱核・脚間核神経回路の成立機構と機能の解析
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B)
ゼブラフィッシュ胚では、左側の手綱核原基のみで一時的にNodalシグナルの活性化がおこる。この現象と、平面細胞極性シグナルとの関わりを調べるために、平面細胞極性シグナルを構成するstrabismus,prickled等の遺伝子のノックダウン胚で、手綱核の左右差がどのように影響されるかを調べた。その結果、これらの遺伝子の働きを抑えると、手綱核の左右差が逆転することが有ることがわかった。
GPCR-2037やNarp遺伝子を含むBACクローンにGa14-VP16又はCreを組み込んだコンストラクトを作製し、1細胞期の胚に注入することによって、トランスジェニック・ゼブラフィッシュの系統を作製した。これらの系統では、手綱核の亜核特異的に、Gal4-VPI6やCreが発現することがわかった。また、UASの下流にloxP-dsRed-loxPとジフテリア毒素や、神経細胞の活動を抑制する内向き整流性K^+チャンネルKir2.1や、KillerRed遺伝子を組込んだトランスジェニック系統を作製した。今後これらの系統と、Ga14-VP16やCreが発現する系統をかけ合わせることによって、手綱核亜核特異的に、神経活動を制御することが可能になった。
低ノイズ高速イメージングカメラを用いて、ゼブラフィッシュ脳の神経細胞のCa濃度の変化を計測するシステムを確立した。これを用いて、光に対する恐怖学習に基...
GPCR-2037やNarp遺伝子を含むBACクローンにGa14-VP16又はCreを組み込んだコンストラクトを作製し、1細胞期の胚に注入することによって、トランスジェニック・ゼブラフィッシュの系統を作製した。これらの系統では、手綱核の亜核特異的に、Gal4-VPI6やCreが発現することがわかった。また、UASの下流にloxP-dsRed-loxPとジフテリア毒素や、神経細胞の活動を抑制する内向き整流性K^+チャンネルKir2.1や、KillerRed遺伝子を組込んだトランスジェニック系統を作製した。今後これらの系統と、Ga14-VP16やCreが発現する系統をかけ合わせることによって、手綱核亜核特異的に、神経活動を制御することが可能になった。
低ノイズ高速イメージングカメラを用いて、ゼブラフィッシュ脳の神経細胞のCa濃度の変化を計測するシステムを確立した。これを用いて、光に対する恐怖学習に基...
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- 課題番号 : 19300115
- 体系的課題番号 : JP19300115