2013年4月25日
若手による核融合炉実用化に向けた技術成熟度評価
プラズマ・核融合学会誌 = Journal of plasma and fusion research
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- 巻
- 89
- 号
- 4
- 開始ページ
- 193
- 終了ページ
- 198
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- プラズマ・核融合学会
技術成熟度(TRL;Technology Readiness Levels)評価法は,多様なプロジェクトにおける個々の技術の成熟度評価や異なる技術の成熟度の比較をサポートするための系統的な評価法として,様々な分野で活用が進められている,NASAが開発したプロジェクト・マネジメントツールである.これは,新技術開発プロセスを補助し,技術者と管理者を繋げるため,あるいは,科学・技術の進展度の共通理解のためのツールとして用いられている.核融合炉開発のTRL評価については,米国原型炉設計チーム(ARIESチーム)によって実施された例があるものの,多種多様な技術を含めたTRLに基づく系統的な評価はわが国では行われていない.これまでに,核融合炉若手実用化検討会等における若手有志により,多岐にわたる核融合炉工学技術開発のTRLの評価・分析を実施し議論することを通して,クリティカルな共通課題を異なる分野に跨る研究者間の共有知とするためにも,TRL評価法が有効であることが確認されている.本報では,TRL評価法の概要を説明し,本活動によって行われたわが国の核融合炉開発に対するTRL評価結果を示す.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110009604179
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10401672
- ID情報
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- ISSN : 0918-7928
- CiNii Articles ID : 110009604179
- CiNii Books ID : AN10401672
- identifiers.cinii_nr_id : 9000005407395