2016年4月 - 2019年3月
伝統作物の商品化過程とその地域的差異の生成要因
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 特別研究員奨励費
本年度は最終年度として、これまで行った実証研究の成果をもとに、イノベーションの視点から地域農業の盛衰を論じるための理論的枠組みを完成させることを目的として研究を行った。具体的な成果としては、査読誌に論説論文一本が掲載され、総説論文一本を投稿し修正採択となったほか、海外にて一回、国内で三回の学会発表を行った。また、研究課題全体を総括する書籍を刊行するための原稿を執筆した。
年度の前半では、まず、昨年度から引き続きイチゴの産地におけるイノベーションについての投稿論文の修正を行い、5月に査読誌『地理学評論』の論説論文として受理され、9月に掲載された。
また、イノベーションからみた農業変化の研究方法論についての新たな理論的枠組みを提示するためのレビュー論文を執筆し、『地理学評論』に9月に投稿した。この結果、編集委員と匿名のレフェリーから、かなりの修正を要するものの、その試みの重要性について評価する旨のコメントが得られた。その後修正作業を継続中である。
また、上記の諸論文を執筆中、2018年4月の経済地理学会関西支部例会(阪南大学)、2018年7月の“5th Global Conference on Economic Geography”(ドイツ・ケルン)、2019年3月の日本地理学会春季学術大会(専修大学)にて、それぞれ専門分野内外の研究者に対して本研究課題の成果を発表し、論文の水準を高めるための有益な助言を得ることができた。
年度の後半(9月以降)には、本研究課題を総括する内容の原稿を作成した。この論文を書籍として出版するためには課題が多くあるものの、できる限り早期に刊行できるよう加筆修正作業を継続している。
年度の前半では、まず、昨年度から引き続きイチゴの産地におけるイノベーションについての投稿論文の修正を行い、5月に査読誌『地理学評論』の論説論文として受理され、9月に掲載された。
また、イノベーションからみた農業変化の研究方法論についての新たな理論的枠組みを提示するためのレビュー論文を執筆し、『地理学評論』に9月に投稿した。この結果、編集委員と匿名のレフェリーから、かなりの修正を要するものの、その試みの重要性について評価する旨のコメントが得られた。その後修正作業を継続中である。
また、上記の諸論文を執筆中、2018年4月の経済地理学会関西支部例会(阪南大学)、2018年7月の“5th Global Conference on Economic Geography”(ドイツ・ケルン)、2019年3月の日本地理学会春季学術大会(専修大学)にて、それぞれ専門分野内外の研究者に対して本研究課題の成果を発表し、論文の水準を高めるための有益な助言を得ることができた。
年度の後半(9月以降)には、本研究課題を総括する内容の原稿を作成した。この論文を書籍として出版するためには課題が多くあるものの、できる限り早期に刊行できるよう加筆修正作業を継続している。
- ID情報
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- 課題番号 : 16J01697