共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2023年3月

経頭蓋直流電気刺激を用いた急性期脳梗塞治療の有効性と作用機序に関する検討

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
19K09506
体系的課題番号
JP19K09506
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円
資金種別
産学連携による資金

経頭蓋直流電気刺激(Transcranial direct current stimulation:tDCS)は、頭皮に置いた電極から微弱な直流電流を流し、脳細胞を刺激するものであり、リハビリテーション領域で患者の機能回復目的に臨床応用されている。本治療は、侵襲が少なく大きな副作用がないこと、大掛かりな装置を必要としないこと、既存の治療との併用が可能であること、などから様々な病態への応用が期待されている。本研究では、急性期脳梗塞に対するtDCSの治療効果を検証すべく、マウスを用いた実験系を構築した。
まず、マウスの頸動脈にナイロンスレッドを挿入して急性期脳梗塞モデルを作成する。その後、頭部にtDCSによる刺激を加えつつ、非侵襲脳表血流モニタリング装置であるレーザースペック脳表血流計を用いて虚血巣およびその周囲を含めて二次元的に脳表血流変化を連続モニタリングした。
令和3年度は、レーザースペックル脳表血流計の設定を調整しつつ、さまざまな刺激強度および刺激時間で頭部を観察した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K09506
ID情報
  • 課題番号 : 19K09506
  • 体系的課題番号 : JP19K09506