2016年4月 - 2020年3月
迷走神経刺激術(VNS)が難治性てんかんの脳血流および神経機能へ与える影響の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 16K10786
- 体系的課題番号
- JP16K10786
- 配分額
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- (総額)
- 3,770,000円
- (直接経費)
- 2,900,000円
- (間接経費)
- 870,000円
- 資金種別
- 産学連携による資金
今研究では急性・慢性全般てんかんモデルの作成手法の確立と、てんかんモデルに対する左迷走神経刺激が脳波、脳血流、脳機能代謝に与える影響を解明すべくデータ収集と解析を行った。迷走神経刺激による一過性脳血流の増加と刺激継続によるその後の脳血流・脳代謝の減少、てんかん波の著明な減少を再現性良く確認できた。これより左迷走神経刺激によっててんかん発作波の発火抑制と同時に発作波伝播に伴う脳血流の抑制に寄与していることが示唆された。難治性てんかんに対して効果的な迷走神経刺激の条件や、効果的な治療対象の選別につながる研究成果である。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 16K10786
- 体系的課題番号 : JP16K10786