本事業では，公募型研究開発・人材発掘・育成事業への学生の参加を促進するために，それらの過去の採択者・参加者や有識者による講演会を開催する．情報処理推進機構(IPA)の未踏人材育成事業やセキュリティキャンプ，総務省の「変な人」事業など，若年層学生に向けた技術系の公募型事業が実施されており，本学からの応募者も増え，実際に採択され事業費が措置される案件も出た．しかしその実態は広く知られておらず，学生が自身の能力を伸ばす機会として活用されているとは言い難い．過去の参加者の体験等を共有する機会を設け，若年層学生の積極的な活躍を促すことが必要である．
[1] 外部有識者による啓発イベントの実施
実際に公募の選考を担当した外部の有識者や，公募事業で優れた成果をあげた開発者などを招き，講演会を実施する．うち1回は，IPAの未踏事業担当者や他大学との連携により，九州地区全体への広報活動と共催することを予定している．
[2] 公募事業に関する相談窓口の開設
本学の学生を主な対象として，相談会や説明会を実施する．必要に応じて，研究開発計画書やプロポーザル等の応募書類の添削も行う．実施責任者を中心とした未踏事業経験者が相談にあたる．