共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2022年3月

大腸癌におけるPROK2の新規治療標的因子やバイオマーカーとしての臨床応用の検討

日本学術振興会  科学研究費助成事業  若手研究

課題番号
20K17608
体系的課題番号
JP20K17608
配分額
(総額)
4,160,000円
(直接経費)
3,200,000円
(間接経費)
960,000円

われわれはこれまでにPROK2が大腸癌の血行性転移に強く関わる因子であることを報告してきている。今回、PROK2の受容体であるPK-R2に対する抗体(抗PK-R2抗体)のマウスにおける検討では、腫瘍増生抑制効果があり、さらに肝転移抑制効果も認められた。さらに、リキッドバイオプシーを用いた血中PROK2発現の検討では、14.5%の陽性率であり、血中PROK2陽性例では有意に無再発生存率が不良であり、多変量解析でも血中PROK2陽性は独立再発予測因子であった。これらの検討より、大腸癌においてPROK2は新規治療標的因子および新規再発予測バイオマーカーとなりえる。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20K17608
ID情報
  • 課題番号 : 20K17608
  • 体系的課題番号 : JP20K17608