論文

査読有り
2018年1月

福島県浜通り沿岸地域の復興と神社

神道宗教
  • 黒崎浩行

249
開始ページ
53
終了ページ
69
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)

平成二三年三月一一日に発生した東日本大震災と、その後の復興に向けた動きの中で、地震・津波の被害に加え、東京電力福島第一原子力発電所の事故により避難を余儀なくされた福島県浜通り沿岸地域に焦点を当て、そこにおける神社の役割を探る。当該地域は「不均等な復興」の状況にあることが指摘されるが、人びとの「避難」と「帰還」の挾間において、祭礼・芸能の継続や神社の再建が両者に向かう多様なベクトルを包含しうるものであることを示す。それを通じ、過去の同様の事例・問題との比較や、被災地域の復興に向けた神社および宗教文化の役割についてのこれからの展望に視野を拓くことを目指す。