基本情報

所属
東京都立大学 人文社会学部人文学科哲学教室 准教授
学位
博士(文学)(北海道大学)

連絡先
hirotomasuyamagmail.com
研究者番号
30733331
J-GLOBAL ID
201401061162552705
researchmap会員ID
B000236127

ライプニッツからカントに至るまでの18世紀ドイツ哲学史に関する研究をしています。主な研究テーマは以下の通りです。

(1)ヴォルフ学派の形而上学の研究
18世紀ドイツで活躍した講壇哲学者C. ヴォルフ、A.G.バウムガルテン、G.Fマイアーなどの形而上学を包括的に研究しています。この研究によって、a. 18世紀ドイツにおけるライプニッツ哲学受容史の解明、b. カントが批判した「独断論的形而上学」の内実の解明、の二点を目指しています。

(2)カント理論哲学の形成史的研究
バウムガルテンの著書『形而上学』に対するカントの批判的コメントを分析することで、カントがヴォルフ学派の形而上学とどのように対決したのかを考察しています。さらに、この考察の成果を踏まえてカントの公刊著作を読み直すことで、主著『純粋理性批判』におけるカントの時空論、カテゴリー論、理念論の形成過程と哲学史上の意義を再検討することを目指しています。

その他にも、近世スコラ哲学、カント倫理学、現代倫理学などにも関心があります。


委員歴

  9

論文

  10

書籍等出版物

  4
  • 嶺岸 佑亮, 増山浩人, 梶尾悠史, 横地徳広, 佐藤香織, 馬場智一, 千田芳樹 (担当:編者(編著者), 範囲:第二章「バウムガルテンの存在論と世界論——世界概念の基礎づけをめぐる思考(1)」、第三章「カントの存在論と理念論——世界概念の基礎づけをめぐる思考(2)」)
    弘前大学出版会 2023年4月
  • 陶久明日香, 長綱啓典, 渡辺和典, (編) (担当:分担執筆, 範囲:ヴォルフにおける「理由」と「原因」の区別について——『存在論』における原因概念の二義性をてがかりにして)
    工作舎 2022年3月
  • 増山 浩人
    北海道大学出版会 2015年11月 (ISBN: 4832968165)
  • 酒井潔, 佐々木能章, 山内志朗, 伊豆藏好美, 上野修, 谷川多佳子ほか (担当:単訳, 範囲:ヤコプ・トマジウスとの往復書簡 1-1, 1-2, 1-3) (原著:酒井潔, 佐々木能章)
    工作舎 2015年5月 (ISBN: 4875024630)

MISC

  6

講演・口頭発表等

  21

主要な担当経験のある科目(授業)

  13

主要な共同研究・競争的資金等の研究課題

  6

社会貢献活動

  1