基本情報

所属
学校法人 東京理科大学 教養教育研究院 神楽坂キャンパス教養部 嘱託教授
国立大学法人 九州工業大学 経営協議会委員
公益社団法人 日本記者クラブ
学位
修士 比較文化(国際基督教大学)
修士 経営法(一橋大学)

連絡先
infohisamiyatake.com
研究者番号
70594795
J-GLOBAL ID
201801010895592254
researchmap会員ID
B000344605

外部リンク

共同通信社(記者・デスク)、米ハーバード大学ニーマンフェロー(客員ジャーナリスト)、2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会・報道部長、横浜国立大学教授、東京理科大学教授などを経て、現職(東京理科大学嘱託教授)です。

報道する側、報道される側の実務を通して、「著作権研究」に出会いました。

専門は、著作権教育、メディア論、コミュニケーション論です。

大学教員になるまでの25年間、一般社団法人共同通信の取材記者、デスク(編集者)をしていました。共同通信は、日本のほとんどの新聞社(全国紙と地方紙)ならびにNHKや民間放送局、在京の各国大使館にリアルタイムでニュースを届ける報道機関(一般社団法人)です。

他人の発言に耳を傾け、資料を読み込み、情報やデータを探し、そのウラを取り、執筆するのがジャーナリストの仕事です。報道の仕事は、研究者の仕事に合い通じるように思います。

もっとも皆さんのニーズを感じるのは「著作権教育」の分野です。

教育界では、「SNS時代の学校生活と著作権」「先生が知らない著作権」「オンライン授業と著作権」「子どものSNS著作権トラブル」などホットテーマに関心が集まります。全国の先生方が悩んでいます。

各地の教育委員会、学校、地方自治体から、研修や勉強会の講師としてお招きをいただく機会が増えました。

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実務経験を持つ教員として、私の関心は大きく3つあります。

第1は、著作権と著作権教育です。
記者の実務を通して、「著作権」研究に出会いました。記者が放つ記事や写真、動画は著作権のかたまりです。スマホ時代に誰もが情報発信者になる時、コンテンツ(作品)の権利のあり方が気になります。今、教育現場の著作権のあり方を啓発することに関心を持っています。

第2に、異文化間コミュニケーションとメディア論です。
共同通信に記者・デスクとして、日本語でも英語でも記事を書いていました。このことがきっかけとなり、1998年の長野冬季オリンピックや2002年のFIFAワールドカップでは、主催者の組織委員会に出向し、報道官として、世界のメディアに対峙する機会を得ました。「世界の中の日本」「英語で回る世界」、両者の間で、日本のコミュニケーションはどうあるかを考えることがライフワークになりました。

第3に、大学や大学院で、リベラルアーツ教育や市民教育の充実を望みます。
専門分野に打ち込む若き研究者が一市民として幅広い教養や古典に目を向け、専門外のことに関心を持つことをを切に願います。学会発表をこなしても、懇親会で他の国の研究者と会話のキャッチボールができない状態を、「惜しい」「もったいない」と感じます。

最後になりますが、私の初期の専門(学部から修士課程)は美学・芸術学です。このジャンルが扱う対象は決して陳腐化しません。人を動かし、いつまでも続くものは、美的体験であることが多いと思います。産業界もようやくデザインに注目し始めています。デザインやアートがリードする時代、ワクワクしています。

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一般社団法人 共同通信社(記者・デスク。1984—2009年)、横浜国立大学教授(国際戦略コーディネーターを兼務。2009-12年)を経て、東京理科大学教授(2012-22年)。現在は東京理科大学嘱託教授。

現在、国立大学法人九州工業大学経営協議会委員(2022年4月より)。

2022年6月まで、一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)理事(2010年から)。


専門は知的財産論、文化資源、メディア・ジャーナリズム論。

ハーバード大学ニーマンフェロー(Fellow, Nieman Foundation for Journalism at Harvard University。全額給費客員ジャーナリスト。1995-96年)。

現在、国立大学法人九州工業大学 経営協議会委員(2022年から)

学校法人 国際基督教大学(ICU) 評議員(2013-19年)。


IOC長野オリンピック・ニューズ・エージェンシー(NAONA)「英語、フランス語、日本語編集チーム」デスク(1997-98年)、2002年FIFAワールドカップ日本組織委員会チーフ報道官(報道部長。2000-02年)などを歴任。

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★著書

《著作権・知財関係》

『ゼロからの著作権 学校・社会・SNSの情報ルール』(岩波書店。2024年)、『小学生から知っておきたい著作権の基本』(カンゼン社、2024年)、 『著作権ハンドブック 先生、勝手にコピーしちゃダメ』(共著。東京書籍。2021年。3刷)、『知的財産と創造性』(みすず書房。2007年)、『正しいコピペのすすめ 模倣、創造、著作権と私たち』(岩波書店。2017年。6刷)、『理工系の基礎 知的財産』(共著。丸善出版。2017年)など。

《その他》

『自分を変えたい 殻を破るためのヒント』(岩波書店。2021年)、『「社会人教授」の大学論』(青土社。2020年)、『わたしたちの英語 地球市民時代のコミュニケーション力』(青土社。2018年。2刷)など。

《定期刊行物への執筆》

著作権教育の連載記事に、月刊「授業力&学級経営力」(明治図書)で『教師のための著作権講座』を連載(2025年から現在)、季刊「教室の窓」(東京書籍)で『著作権なるほど講座』(2022年ー現在)

季刊「IPジャーナル」(知的財産研究教育財団)で『フリーコンテンツ時代の情報リテラシー』連載(2016年-現在)。

月刊「図書館教育ニュース」で『学校生活と著作権』を連載(2020−21年)。 月刊「みんなの安全ニュース」で『子どもたちを著作権リスクから守る』(3回シリーズ。2025年5月から)。いずれも少年写真新聞社刊

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★セミナー、研修会の講師

セミナー、研修会、勉強会の活動として、著作権教育について、全国の教育委員会、学校、地方自治体から、研修や勉強会の講師としてお招きをいただく機会が増えました(別項をご覧ください)。

★所属団体

 日本記者クラブ。日本ペンクラブ。

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公式ウェブサイト:https://www.hisamiyatake.com

連絡先メール: info@hisamiyatake.com


主要な経歴

  19

主要な書籍等出版物

  12

MISC

  108

論文

  3

講演・口頭発表等

  40

社会貢献活動

  15

研究キーワード

  4

受賞

  1