2008年10月
自由貿易進展下の国産チーズの需要予測
九州大学大学院農学研究院学芸雑誌
- ,
- ,
- 巻
- 63
- 号
- 2
- 開始ページ
- 205
- 終了ページ
- 214
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 九州大学大学院農学研究院
近年、我が国のチーズの需要は他乳製品と比較して、増加傾向にある。わが国の主要な加工乳製品である脱脂粉乳とバターの需要量が、減少傾向にあるのに対し、平成18年のチーズ需要量は、10年前の約1.7倍に増加し(農林水産省、2007)、過去最高の27万トンを突破した。本稿では、全国から集計されたPOSデータを用いることによって、国産チーズと外国産チーズを区別し、さらに国産チーズについては、メーカー別のデータを用いることで、より細かい需要関数を推計し、国産チーズの外国産チーズに対する代替性を明らかにすることを課題とする。加えて本稿では、推計された需要関数を用いて、関税が削減された場合の需要量の将来予測を行い、その結果から「国産チーズ増産支援政策」の妥当性を検討することも合わせて課題とする。
- リンク情報
-
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/120004581927
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11577672
- ID情報
-
- ISSN : 1347-0159
- CiNii Articles ID : 120004581927
- CiNii Books ID : AA11577672
- identifiers.cinii_nr_id : 9000006339639