基本情報

所属
川村学園女子大学

J-GLOBAL ID
201801015009353831
researchmap会員ID
B000307185

室町・戦国時代の京都を中心に、中世日本の都市社会について研究しています。主な関心は下記の通りです。

 

(1)都市住民の社会的つながり

中世後期の京都において商工業者が形成していた社会的つながりの実態を、血縁・婚姻・地縁・生業・信仰などに注目して考察しています。従来の研究では、戦国期には都市住民のあいだに永続的な「家」が形成され、これを基盤として町共同体(街路の両側の住民が構成する共同体)が成立すると考えられてきました。こうした見通しから出発しつつ、「家」が永続しにくい都市社会の流動性、生業・信仰その他における住民の多様性、都市移住のありかたにおける生業やジェンダーによる差異などを視野に入れ、新たな中世都市社会像を描くことを目指しています。

 

(2)都市住民と武家権力の関係

博士課程修了後、室町幕府の都市課税である地口銭の問題を取り上げたことをきっかけに、都市住民と武家権力の関係に関心を拡げました。この問題を考えることは、中世の京都と近世以後の城下町の都市社会の関係を捉え直すことにもつながっています。

 

(3)柳田國男の歴史学

日本民俗学の創始者として知られる柳田國男の著作を、新しい方法にもとづく歴史学の試みとして読み直しています。その成果として2025年に『柳田國男 計画する先祖たちの神話』(講談社)を刊行しました。その後は柳田の視角や知見を自分自身の研究と結びつけながら、中世都市生活史を描き直す試みを続けています。

 

目下のところ、博士論文を本にすることを目指し、改稿・加筆を進めています。


研究キーワード

  8

委員歴

  2

受賞

  1

論文

  11

MISC

  41

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  21

担当経験のある科目(授業)

  16

所属学協会

  4

共同研究・競争的資金等の研究課題

  7