2015年4月 - 2018年3月
「月次祭礼図模本」の総合復元研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 15H03177
- 体系的課題番号
- JP15H03177
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
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- (総額)
- 10,530,000円
- (直接経費)
- 8,100,000円
- (間接経費)
- 2,430,000円
中世京都の祭礼が描かれた「月次祭礼図模本」(東京国立博物館蔵)は、室町時代に描かれた屏風を江戸時代に写したものである。失われてしまった原本の全貌がどのようなものであったかを探るため絵画技法・美術史・歴史の各分野から多角的に研究し、同時代の作品や資料を基に古典技法に則り描かれた当初の姿を再現した。この研究により応仁の乱前後の祇園祭をはじめとする祭礼や風俗についての考察が深まったと同時に、復元した「月次祭礼図屏風」は室町時代の大和絵屏風の全貌解明の足がかり的な屏風となるであろう。金箔小片を撒き潰したこの復元屏風は室町時代のたおやかで煌めく大和絵の世界感を私達に伝えるものとなるはずである。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 15H03177
- 体系的課題番号 : JP15H03177
この研究課題の成果一覧
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MISC
1-
鴨東通信 春・夏(110) 14-15 2020年4月 招待有り
書籍等出版物
2-
思文閣出版 2020年5月 (ISBN: 9784784219858)
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吉川弘文館 2020年3月10日 (ISBN: 4642016643)
講演・口頭発表等
1-
科研公開研究会(代表:鴈野佳世子)「絵画の再生―改装・復元・復元根拠」於早稲田大学 2019年12月26日 招待有り
メディア報道
1-
NHKエデュケーショナル 8K国宝へようこそ 2020年11月 テレビ・ラジオ番組