2012年1月31日
高校生の安全なインターネット利用に関連する要因 : インターネット利用の実態と共感性
小児保健研究
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- 巻
- 71
- 号
- 1
- 開始ページ
- 38
- 終了ページ
- 45
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本小児保健協会
本研究の目的は、高校生の携帯端末からのインターネット利用の実態を把握するとともに、インターネット利用にともなう行動と共感性との関連を検討することである。高校生422名を対象に、無記名の自記式質問紙によりデータを得た。質問紙の回収率は96.8%であった。1日の携帯電話使用時間(中央値)は2.5時間、自分自身のウェブサイトの所有は49.1%、情報教育の経験ありは94.4%であった。「他者のサイトへのアクセスあり」、「他者のサイトへのメッセージの投稿あり」は過半数以上、「誹謫・中傷の書き込み」、「有害サイトへのアクセス」、「アクセスして現実的に危険な経験をした」は、少数だが男女ともに見られた。「他者のサイトへのアクセスあり」、「他者サイトへのメッセージ投稿あり」など行動が活発な群の方が、他者に向かう他者志向型の共感性得点が高かった。一方、「有害広告に触発されて有害サイトにアクセスした」など危険な行動あり群の方が、他者志向型の共感性得点が低く示された。(著者抄録)
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/10030292017
- ID情報
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- ISSN : 0037-4113
- eISSN : 2433-2046
- 医中誌Web ID : 2012161787
- CiNii Articles ID : 10030292017
- identifiers.cinii_nr_id : 9000019065434