MISC

2019年8月

勤労者うつ病対策 スポーツの一次予防から三次予防に果たす役割

スポーツ精神医学
  • 堀 輝

16
開始ページ
5
終了ページ
10
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本スポーツ精神医学会

うつ病は精神疾患の中でも、Common diseaseといわれ世界でも3億人以上に罹患しているとされる。うつ病の罹患は就労状況を含め、absenteeismやpresenteeismを含む就労機能などにも悪影響を及ぼすと考えられている。我が国の産業精神保健現場では休職にいたるうつ病勤労者が増加している。しかし、うつ状態が改善の後に復職に至ったとしても、多くの勤労者が再休職や退職にいたることが知られている。うつ病治療では主に薬物療法や精神療法が用いられるが、運動療法も治療可能性を秘めている。近年様々な研究成果からうつ病患者に対して運動療法が有効であるというエビデンスも蓄積されつつある。しかしながら、その方法や頻度、種類などは一定でなくまだまだ研究が少ないといった課題がある。今回、勤労者のうつ病予防、治療、復職といったテーマについて運動療法やスポーツの観点から概観した。(著者抄録)

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2019&ichushi_jid=J05016&link_issn=&doc_id=20190918390002&doc_link_id=40022024785&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F40022024785&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_1.gif
ID情報
  • ISSN : 1349-4929
  • 医中誌Web ID : 2020037557

エクスポート
BibTeX RIS