2019年4月 - 2021年3月
再雇用高齢労働者の自律的就労動機づけの維持・向上要因に関する縦断的研究
日本学術振興会 科学研究費 若手研究 若手研究
本研究では、定年退職後、同じ企業等で働く高齢者を対象として、彼らが自ら主体的に仕事に取り組むモチベーション(自律的動機づけ)を促進するために必要な職場に関する要因を検討した。研究の結果、上司から公正な評価を受けていると感じる組織公平性や職場の同僚からの気軽なサポートといった対人関係が自律的動機づけを促進することが示唆された。この結果は、働く高齢者のワークモチベーションの促進には、職場における良好な対人関係が必要であり、働く高齢者がますます増加するわが国では、働く高齢者のワークモチベーションが促進されるような職場風土を組織的に整えていくことが重要であることが示唆される。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K14355
- 体系的課題番号 : JP19K14355
この研究課題の成果一覧
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論文
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高齢者のケアと行動科学 27 66-81 2022年12月 査読有り筆頭著者責任著者
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Japanese Psychological Research 66(1) 28-40 2021年12月7日 査読有り筆頭著者責任著者